平成24年と平成29年に設計した現場（苫小牧市の「小から沢（しょうからさわ）」）を見に行きました。

樽前山から噴出した火山礫・火山灰が厚く積もった箇所で、当社は鋼矢板（こうやいた）によるダムと木製ダムを設計しました。

設計の翌年にそれぞれ工事され、平成25年に施工された場所では、トドマツの天然更新（※）が見られました。

 

天然更新は持続可能な森林環境を育むために重要なことですので、今後も自然環境に配慮し、森林の生態系を守るための工夫をした設計を心がけていきたいと思いました。

 

 ※天然更新とは…人工的な植林や人為的な介入をせずに、自然の中で木々が次世代の樹木を増やし、森を更新していく過程のことです。